エアコンの水漏れトラブルと応急処置

「エアコンの下がびしょびしょになってる!」
「ポタポタと水が垂れてくるけど、これって故障?」
エアコンの水漏れは夏場によく発生するトラブルの一つですが、意外と簡単な原因で起こることもあります。
放置すると、部屋が水浸しになったり、エアコンが故障する可能性もあるので、早めに対処が必要です。
今回は、エアコンの水漏れの原因と応急処置の方法をわかりやすく解説します!
1. なぜエアコンから水が漏れるの?
エアコンが冷房運転をすると、内部の「熱交換器」に結露が発生します。
この水(結露水)はドレンホースという排水管を通って外に排出される仕組みです。
水漏れの主な原因は以下の5つ!
原因① ドレンホースの詰まり(最も多い)
ドレンホースにホコリやゴミ、虫などが詰まると、水が外に排出されず、逆流して室内に漏れてしまいます。
💡 確認ポイント
✅ エアコンの室外機付近にある細いホースの先をチェック!
✅ 水が出ていない or ホースの先が詰まっている場合は、詰まりの可能性大!
➡ 【応急処置】掃除機で吸い取る!
後ほど詳しく説明します。
原因② ドレンパン(受け皿)の汚れやカビ
エアコン内部には、結露水を一時的に溜める「ドレンパン」と呼ばれる受け皿があります。
ここにホコリやカビが溜まると、水が流れにくくなり、水漏れの原因に!
💡 確認ポイント
✅ エアコンの吹き出し口から、カビや汚れが見えないか?
✅ 水漏れと同時に、異臭がする場合はドレンパンが汚れている可能性大!
➡ 【応急処置】フィルター掃除&軽い清掃!
原因③ 設置の傾き(新しく取り付けたエアコンに多い)
エアコンは、わずかに後ろに傾いていることで水がスムーズに流れるよう設計されています。
しかし、取り付け時のミスや経年劣化で、エアコンが水平になっていたり前傾していると、水が正常に流れず、室内に漏れることがあります。
💡 確認ポイント
✅ エアコンの上部に水平器を置いて、傾きをチェック!
✅ 設置後すぐに水漏れする場合は、取り付けの問題の可能性大!
➡ 【応急処置】設置業者に相談!
原因④ フィルターの目詰まり
エアコンのフィルターがホコリで詰まると、空気の流れが悪くなり、内部の熱交換器が過剰に結露して水が垂れてくることがあります。
💡 確認ポイント
✅ しばらくフィルターを掃除していない
✅ エアコンの風が弱い or 冷えにくいと感じる
➡ 【応急処置】フィルターを掃除する!
原因⑤ 室外のドレンホースが折れている・踏まれている
ドレンホースが折れ曲がったり、何かに踏まれていると、水がスムーズに流れず、逆流して水漏れを起こすことがあります。
💡 確認ポイント
✅ ドレンホースが折れていないか?
✅ 物で押しつぶされていないか?
➡ 【応急処置】ホースをまっすぐに戻す!
2. 自分でできる応急処置の方法!
「すぐに業者を呼べない!」
「とりあえず自分で対処したい!」
という方のために、自分でできる応急処置を紹介します。
① ドレンホースの詰まりを解消(掃除機を使う)
1. エアコンの電源を切る
感電防止のため、必ず電源を切りましょう!
2. 室外のドレンホースの先端をチェック
ホコリやゴミが詰まっていないか確認し、詰まりがあれば取り除きます。
3. 掃除機でドレンホースの先端を吸う!
掃除機のノズルをホースの先端に密着させ、数秒間吸い続けると、ホコリやゴミが取れて水漏れが改善することがあります。
ポイント
- 掃除機のフィルターが汚れる可能性があるので、使い捨てフィルターをつけるのがオススメ!
- 強く吸いすぎると、ホースが破れることがあるので注意!
② フィルターの掃除をする
- エアコンの前面パネルを開け、フィルターを取り外す
- 掃除機でホコリを吸い取る
- 水洗いして、しっかり乾かす
「久しぶりに掃除したら水漏れが止まった!」というケースもあるので、まずはフィルターをチェックしましょう!
③ ドレンホースが折れていないか確認し、まっすぐにする
もしホースが折れていたり、何かに押しつぶされていたら、まっすぐに戻してあげるだけで水漏れが改善することも!
3. それでも水漏れが直らない場合は?
- ドレンパンの汚れがひどい(分解掃除が必要)
- エアコンの傾きに問題がある(業者の調整が必要)
- 内部の部品の故障(プロの点検が必要)
このようなケースは、自分で対応するのが難しいため、プロのエアコンクリーニングや修理を依頼するのがベスト!